CHEER BLOG

2026/02/13 ニュース

引退ブログ🦁RISAKO

CHEER BLOGをご覧の皆さま。

いつもオール三菱ライオンズへの温かい支援を誠にありがとうございます。

 

2025シーズンをもって引退いたしましたので、この場を借りてご挨拶申し上げます。

振り返ると、らいおんちゃんとしても特殊な5年間だったなと率直に感じます。ですがその分だけ、唯一無二で特別な経験を沢山させていただいた、かけがえのない時間でした。

 

私がらいおんちゃんとしてのキャリアをスタートさせたのは2021年の6月。まだコロナ禍の真っ最中で、日常生活にも制限がかかっていた頃でした。

私のらいおんちゃんとの出会いは、大学の部活動のグループLINEに何気なく投下された体験会の案内でした。

後にらいおんちゃん同期となるYURINAを含む部活動の友人数名と、オンラインで自宅の部屋から体験会に参加したのをよく覚えています。

 

大学1年生の頃にXリーグと出会い、時折試合を観に行ったり、他チームの1day クリニックに何度も参加してアメフトの勉強をしていたりしたため、いつかは挑戦してみたいと漠然と考えていた世界ではあったものの、コロナ禍かつ自分自身が大学院生であったこともあり、まだ現実味を帯びた目標ではありませんでした。

 

しかし、何事もご縁だと考えていたこと、体験会を経てアメフト応援が恋しくなったことをきっかけに、思い切ってトライアウトを受けることを決めました。

 

体験会まで名前も知らず、試合もパフォーマンスも一度も観たことがなく、メンバーとも一度も顔を合わせたことのない中での受験。我ながら大それた決断をしたなと思います。

 

1人であれば、そんな勇気は出なかったかもしれません。この決断を後押ししたのが、戦友であり同期のYURINAの存在でした。

大学時代から長い時間を共に過ごし、アメフト応援を共に創り上げてきたYURINAとまた活動できることがたまらなく楽しみで、トライアウトに向けて2人でスタジオを借りて練習をしながら、あの頃を思い出しモチベーションを高めていました。

 

トライアウト当日、初めて対面したキャプテンAIRIは輝いて見えて、これが大人のチアリーダーなんだ、とドキドキしたのをよく覚えています。あの日以来、私のらいおんちゃんのロールモデルはずっとAIRIです。存在自体が華やかで、会うだけで背筋が伸びるようなオーラがあって。チームの名前を背負ってキャプテンを担うとはこういうことなんだ、と姿勢で示してくれた先輩でした。



 

晴れて合格を頂いた後、華のチアリーダー生活が待っているかと思いきや、ルーキー時代は試練が続きました。



一つは、日々の練習場所がなかったことでした。コロナ禍でチームの施設は軒並み閉鎖しており、スタジオを転々とする日々が続きました。時には公園の一角で練習することもあり、大学時代には当たり前だと思っていた「皆で集まって練習をすること」の難しさを痛感しました。当時物心両面で支援をしてくださったOGや、週2回の全体練習を実現するべく尽力してくれたベテランメンバーには頭が上がりません。




もう一つは、試合がなかなか行われないことでした。

当初伝えられていた開幕日は9月5日。
しかし、感染状況の拡大もあり、ライオンズは第1節と第2節を辞退することとなりました。自分自身の残念な気持ちはもちろんのこと、2019年以来の試合を心待ちにし、「rerise」を掲げてここまで励んできたベテランメンバーを思うと、胸が締め付けられる思いでした。

他チームが開幕を迎える中、10月2日の第3節に向けて切り替えて練習をしていた矢先に発表されたのが、第3節と第4節の辞退。先の見えないトンネルをようやく抜けるかと思っていただけに、大きなショックを受けました。



そして私にとって最大の試練は、そんな状況下でも支え合ってきた同期のYURINAが、一緒にフィールドに立つはずだった第5節の1週間前に怪我で離脱してしまったことでした。

そのため、私はデビュー戦から5年目までずっと、同期のいないメンバーとして活動してまいりました。

これまでの人生において、何度YURINAに助けられてきたことか。大学1年生の頃に出会ってかららいおんちゃん生活に至るまで、枚挙にいとまがありません。2年目以降のらいおんちゃん生活にYURINAがいてくれたらと考えたことも、数え切れないほどあります。

 

しかし、YURINAは悔しい形での引退となった後も、スタッフとしてらいおんちゃんの応援を共に創り上げてくれました。スタンドからYURINAが伝えてくれる戦況を、私がマイクを通して皆さまに届ける。それが私たちが見つけた、同期としての新たな闘い方でした。

試合後にその日のプレーについて、応援について話し合い、次の試合につなげようと沢山議論できるYURINAの存在は、引退してもなお大きな心の支えとなっておりました。

このチームを離れる唯一の心残りは、最後の試合はそんな戦友YURINAの前で迎える、という5年間の目標が達成できなかったこと、と言えるくらいです。
 

試合を経験せず引退したYURINAの存在は、あまり多くの方には知られていません。だからこそ、私の引退ブログでは絶対に彼女のことを伝えたいと決意しておりました。

らいおんちゃんのアンサングヒーローの存在をどうしても届けたかった私の最後のわがままを、どうかお許しください。



 

さて、話は戻りますが、チームとしてもそのような波乱のあった中で迎えた2021年10月30日。試合会場には数多くのライオンズファミリーの皆さまが駆けつけてくださいました。

キックオフを待つらいおんちゃんに、皆さまが口々にかけてくださった「おかえり」という言葉。


なんて温かいファンの方に恵まれたチームなんだろうと思いました。そして、私にとっては数ヶ月待ちわびただけの未知の「デビュー戦」であっても、ライオンズファミリーの皆さまや選手、ベテランメンバーにとっては2年間、まさに暗闇の中をもがいてようやく辿り着いた「復活の1戦」なんだと改めて感じました。
私がらいおんちゃんとして立つ間は、こうした方々の存在があって自分がこの場に立っていることを忘れてはならない、Xリーグチアリーダーはチームの過去も未来も背負ってフィールドに立たなければならないんだ、と強く感じた瞬間でした。

試合は0-70と大差で敗戦してしまいましたが、試合ができることのありがたさ、そしてその場にメンバーとして立たせていただいていることのありがたさを心に刻んだ一戦でした。

(そんな忘れられない一戦だったからこそ、当時の対戦相手であったIBMビッグブルーに2025年の春シーズンに初めて勝利できたことは、この上ない喜びでした!!)



 

このような環境の中、フィールドに同期のいない状況でスタートした私のらいおんちゃん生活は、人ではなくライオンズそのものがモチベーションとなって駆け抜けた5シーズンでした。

 

「誰とやるか、ではなく何をやるか」。普通なら真逆の文脈で使われる言葉ですが、私のらいおんちゃん生活をあえて表現するのならこれが一番ふさわしいと思っています。
デビュー戦で必ず守りたいと誓ったらいおんちゃんの素晴らしさを、自分が体現するためには何をすれば良いのか。毎年メンバーの変わるチームで変わらぬ価値を提供するためにはどうしたら良いのか。そんなことを考えながら過ごす日々の中で、ありがたいことに多くの機会を頂きました。

 

ここからは、大きく4つに分けて、ライオンズが私に与えてくれた成長の機会をお伝えします。

①ものづくり

ルーキー時代にこのようなクオータータイムパフォーマンスのボードを作って以来、チームで使う様々なアイテムの製作に携わらせていただきました。

2023シーズンに作成したライオンズのロゴが入ったテントは、試合に来るたびに皆さまと必ず出会うことができるので、今後は私の代わりに皆さまにご挨拶してもらおうと思います🤭

 

という冗談はさておき、らいおんちゃん生活の中で最大の製作といえるのがバンガーズと衣装でした。

 

2023シーズン後半、環境保護の観点から、応援におけるバンガーズの使用を取りやめなければならないかもしれないという話が持ち上がりました。ライオンズの応援には、ライオンズファミリーの皆さまと作るバンガーズの「L」が欠かせません。多くのチームがスティックバルーンからハリセンなどの応援グッズへと変更していく中、ライオンズはどうすべきなのか、議論が続きました。

入部以来バンガーズの発注を担当していた私は、環境に配慮したバンガーズを作成してくれる業者はないのか、片っ端から調べることにしました。

(家には当時の名残で様々な形のバンガーズのサンプルが沢山置いてあります😅)

 

そこで出会ったのが、カーボンオフセットに取り組む企業が作るバイオマスマーク取得済の現在のバンガーズです。チームの事務局にもその企業に依頼することでバンガーズをどうしても継続使用したい想いを伝え、2024年から廃止予定だったバンガーズの使用を引き続き認めてもらうことができました。

2024シーズンからは環境に優しいバンガーズを用いて、今まで通りの応援が継続できています。

ライオンズ伝統の「L」を守ることができたことは、私の小さな誇りです!

 

この経験から、応援グッズは応援にどんな効果をもたらすのか、ライオンズがバンガーズを使う必然性は何か、バンガーズを持ったお客さんに何をしてもらいたいのか…と応援について改めて考えるきっかけを得ることができました。

 

そしてバンガーズを使った応援にそれまで以上に愛着が湧くようになり、皆さまに応援を呼びかける声にもより一層気合が入りました!

 

新しいバンガーズと共に迎えた2024シーズン、選手のユニフォーム新調に合わせ、らいおんちゃんの衣装も新調していただけることとなりました。2019シーズンにホルターユニフォームを制作して以来の新衣装、更にライオンズ伝統の正規ユニフォームである「ワンショル」の新調とあり、メンバーとワクワクした気持ちでデザインを考えたのを覚えています。

しかし、コロナ禍を経た物価高騰の煽りを受けたり、14年前に作成したワンショルユニフォームの型が残っていなかったりと、困難もありました。



他チームのメンバーから話を聞いたり、自分自身でも調べたりしながら複数業者に見積を取り、ようやく出会った会社に仕事の合間を縫って何度も足を運びました。そうして一つ一つの壁を乗り越えながらようやく完成した衣装を試合で着た際には、喜びもひとしおでした。



バンガーズもユニフォームも、私たちの活動に必須のアイテムです。製作に携わることで、より一層想いを込めて使うことができるようになったのはもちろんのこと、製作過程において改めてらいおんちゃんの伝統について考えたことで、自身のパフォーマンスにも少なからず良い影響を与えることができたと感じています。

 

先輩方が築き上げてきた伝統を守り、デビューしたあの日に「おかえり」と言ってくださった、あの日のライオンズファミリーの皆さまの期待に応え続けること。その一方で、自分たちらしさを追求し、チームの枠組みの中で新たな挑戦をし続け、そのシーズンだからこそ発揮できるらいおんちゃんの新たな魅力を感じていただくこと。その両立の難しさとやりがいに気づくことのできた、とても良い経験でした。


 

②パフォーマンス制作

ディレクターがおらず、現役で全てのパフォーマンスを作り上げるらいおんちゃんスタイルの中で、私自身も様々なパフォーマンスを作成させていただきました。

 

試合中にサイドラインで披露する曲や毎年変わるハーフタイムの構成を練るのもとても楽しかったですが、特に印象に残っているのはクオータータイムショーと選手入場のパフォーマンスです。

2024シーズンのダンベルを用いたらいおんちゃんエクササイズと2025シーズンのライオンキングをテーマとしたパフォーマンスは、選曲、編曲から構成、振付に至るまで全て担当させていただきました。

らいおんちゃんのクオータータイムパフォーマンスは

・キャッチーで印象に残りやすいこと

・試合で見える部分以外の選手の情報を皆さまにお届けすること

・それまでにやったことのない、目新しいパフォーマンスをすること

 

を大切にしています。

過去シーズンのコンセプト、手具、振付を研究し、これらの条件を満たすパフォーマンスを作るべく励みましたが、一人では力量不足な場面もありました。

そのような際はOGであるMARIEやHISAEに相談し、客観的な意見をもらったり、らいおんちゃんらしさについてアドバイスをもらったりすることで、演技をブラッシュアップさせていきました。自分に欠けていた視点やクリアになっていなかった部分を明確にしてもらうことで、らいおんちゃんという組織への理解も深まり、パフォーマンスを作り上げる技術もより一層成長させることができました。

 

また、選手たちの唯一無二の魅力を届けるためにそれぞれにヒアリングをしたことで、自分自身も色々な選手の魅力を知ることができました。

クオータータイムに収まり切らない選手たちの様々な魅力は、なるべく試合を通して伝えきれるように、試合中に活躍したらすかさず名前と共にお伝えするよう意識していました。

 

2024シーズンのらいおんちゃんエクササイズはお披露目する半年以上前から曲を見つけ、個人的に温め続けた曲だったため、ダンベルを持ってフィールドに立った瞬間の皆さまの反応を見て思わずガッツポーズが出そうになりました💪

 

2シーズンとも、選手の魅力を楽しみながら覚えていただけていたら嬉しいです☺️

 

選手入場のパフォーマンスは、選手たちの意見を聞いたり、他チームのパフォーマンスを研究したりする中で、今のらいおんちゃんに合った新しいパフォーマンスにしたい、と考え2024シーズンの初めにメンバーと作りました。

ハドルを組む選手たちのようにメンバーが集まって始まり、MOMOKOのバク転から全員のダンス、そしてスタンツチームの見どころである高いトスへとノンストップでつなぐ構成は、らいおんちゃんの魅力を短い時間にギュッと詰め込んだお気に入りの一作です。

 

そして、実は2025シーズンにはフラッグを使った幻のパフォーマンスを1度だけお披露目したことをご存知でしょうか??

会場の特性を活かし、この曲でのパフォーマンスがより映えるように特別バージョンを作成いたしました。実はフラッグも2024シーズンにスポンサー企業の方と何度もやり取りをして新調したものだったので、それも含めてお気に入りのパフォーマンスです。

いつかどこかでらいおんちゃんが幻のフラッグバージョンをお披露目する機会がありましたら、とってもレアなパフォーマンスなので是非目に焼きつけてくださいね👀

 

皆さまにお届けするパフォーマンスを考えることは、「らいおんちゃんをどう見せたいのか」を考えることにつながり、他チームを研究してらいおんちゃんの独自性を見出すことにつながりました。また、自分自身が作った曲に思い入れがあるように、先輩たちが作り受け継いできた一つ一つの曲にも同じだけの想いがあるはずだ、という気持ちになり、代々踊り継がれてきたパフォーマンスを制作者に忠実に、正しい形で踊りたいと思うようになりました。練習に来てくれるOGに沢山質問をしたり、時には自主練習に誘ったりして、「想いのこもったパフォーマンスを正しく踊り継いでいくこと」に力を注ぎました。

 

そして、それらのパフォーマンスをより良い形で皆さまにお届けするために、現役である自分自身がもっともっと技術を磨きたいと向上心を持ち続けるきっかけにもなりました。

 


③応援づくり

パフォーマンスと同じくらいこだわっていたのが、らいおんちゃんらしい応援を創り上げることでした。

 

ルーキーだった2021シーズン、試合に出られることそのものが喜びだった一方で、出場した3試合は全て敗戦。チームの立ち位置やXリーグで勝利することの難しさを痛感しました。大学ではありがたいことに関東ではほとんど負けないチームを応援させていただいていたため、マインドセットから改めなければならないと感じたのをよく覚えています。

 

そして、タッチダウンを取られてしまった際にバンガーズの音がどうしても小さくなってしまうことを課題に感じていました。声を出すことのできないシーズンだったからこそ、バンガーズの大きな音は不可欠でした。

 

どうしたら、キックが終わるその瞬間まで絶えることなくバンガーズを叩き続け、クラウドノイズを最大化させる観客席をつくることができるのか。

応援(cheer)をリード(lead)する我々チアリーダーは、観客席をリードしてライオンズファミリーとしての声援を最大化することを第一目的としています。「ライオンズを勝たせる」ことはチアリーダー個人の目標ではなく、その場にいるライオンズファミリー全員で掲げる目標だと考えています。その先頭に立たせていただくべくサイドラインにいる私たちができることとして、まずはクラウドノイズをもっと組織化してみよう、と考えました。

そして、2022シーズンからは相手のタッチダウン時にバンガーズを3連打する応援方法を導入しました。思えばこれがらいおんちゃん生活で初めて提案した曲であり応援方法でした。

私のディフェンス応援はここからスタートしたのかもしれません。

お客様の声出し応援がようやく解禁となった2023シーズンには、曲を使ったタッチダウンコールの提案をしました。これまでずっと声のみでタッチダウンコールを届けていましたが、曲を使うことでよりわかりやすく、会場一体となって叩いてもらいやすいと考えたためです。

2022年末に偶然出会い、これしかない!!とビビッときたのが現在使用している曲です。皆さんもぜひ大きな声を出しながら、ノリノリでバンガーズを叩いていただけたら嬉しいです。

このように、会場全員で創り上げる応援をいちから考えることは、大学時代から私が取り組んできたアメフトへの関わり方で、とてもやりがいがありました。大学時代とは大きく異なるのが、マイクを使ってより多くの方を巻き込めることでした。大学時代と同じやり方で自分なりにらいおんちゃんの応援と関わってきた前半2年間から一転し、2023シーズン以降の3年間はXリーグらしさと向き合って応援を創り上げてきました。

ディフェンスボイスを務めさせていただいたことは、自身の中で大きな転機となりました。Xリーグチアリーダーの一番の特徴は、マイクを通して試合中にお客様に直接呼びかけられることです。これは、本場NFLのチアリーダーも他のスポーツのチアリーダーもなかなかできない、Xリーグチアリーダーの唯一無二の魅力です。そこに憧れていた私は、ボイスパフォーマンスにとにかくこだわって取り組みました。

 

特に2025シーズンは、Xリーグ全体として元ヘッドコーチ、元選手をスタジアムDJに起用するチームが急激に増加しました。他チームの観客席に研究に行くたびに、戦術、戦況、チーム内部の環境を伝えるのに、これ以上最適な人材はいないと思いました。話す内容を聞いていてもとても分かりやすく、もっと知りたいと思う情報が沢山入っていました。このレベルを目指さなければならないんだと、身が引き締まりました。

 

その中で、チアリーダーのみで応援を組み立てるらいおんちゃんだからこそできるボイスパフォーマンスを届けたいという思いで、チアリーダーである自分が届ける情報の内容と質に徹底的に向き合いました。

 

未だ答えを明確に掴んだ感覚はないのですが、今シーズン意識していたのは曲やパフォーマンスとの連続性でした。チアリーダーが届ける視覚情報としてのパフォーマンスとボイスがなめらかに接続するように、アメフトを知らないお客さまでも応援と試合がシームレスにつながるように意識していました。

 

活躍した選手の情報をできる限りキャッチして届けること、戦況とそれに伴う応援の動きをわかりやすくお届けすること、沈んだ時には発破をかける声がけをすること。

これらを実現するために、分厚いルールブックを改めて読み直したり、相手チームの直近のスタッツを読み漁って脅威となりそうな選手をピックしたりと、今年は5シーズンの中で一番アメフトを学び直した年でした。

ディフェンス時のボイスとして、最低限相手チームのキッカーは必ず覚えて試合に臨むようにしたことで、プレーの変化にも素早く気づいてボイスで対応できるようになるなど、最後の1年間で一番大きく伸びたのはボイスパフォーマンスだったのではないかと思っています。

らいおんちゃんの応援を創り上げる過程で、よりアメフトへの愛が増し、理解が深まっていきました。こんなにも面白いスポーツのチアリーダーをさせてもらえていることへの誇りと感謝の気持ちが日に日に強くなる5年間でした。

2025シーズンはリーグ全体として下馬評を覆す劇的な試合が多く、そんな1年間に現役としてXリーグで活動できたことがたまらなく嬉しかったです。アメフトって面白い!!と何度思ったことかしれません。


 

④関係づくり

ライスボウルの実行委員を2022・2023シーズンの2年間務めたこと、スポンサー企業様の紹介を2024・2025シーズンに担当させていただいたことも、私が大きく成長させていただく機会となりました。


それまでも大学時代の縁で励まし合う他チームの仲間たちはいましたが、Xリーグで初めて出会った仲間たちと同じゴールに向けて共に励んだことは私の世界を大きく広げてくれました。

 

スキルも経歴も何もかも上の先輩たちばかりで自分自身の力量不足を痛感し、できることを見つけて何でもやろう、ともがいた2022シーズンの実行委員の経験を経て、ワークショップに沢山通ったり、パーソナルジムに通ったりと自身のスキルに投資をすることの大切さを学びました。

今度は恩返しができるようにと取り組んだ2023シーズンの実行委員では、パフォーマンスで使う旗を1枚1枚手作りしたり、演技をより良くする運営の提案をしたりと、新たな立ち位置で組織に貢献することができました。

 

2年間実行委員をやらせていただいたことで、Xリーグチアリーダーという大きな組織を動かすことの難しさを知り、日頃から運営を担ってくださっている運営委員の皆さま、当日の演技を支えてくださる各チームOGの皆さまへの感謝がより一層深まりました。自分自身がフィールドに立つことに伴う責任やそれに対する覚悟も、この経験を機により実感を伴ったものへと変わっていきました。

 

そして、スポンサー企業様の紹介をさせていただいたことで、フィールドにいらっしゃるライオンズファミリーの方々をより深く理解したい、一人ひとりを感じながらパフォーマンスしたい、と思うようになりました。

紹介文を口に出しながら客席を見渡すと、当該企業の方々がいらっしゃるのに気がつくことがありました。スポンサー企業様への感謝をチームとして示すことができる一番の形はもちろん試合の勝利です。しかし、一人のチアリーダーとして、企業様から預かった大切な紹介文をお伝えさせていただくことも、その瞬間にできる一つの貢献の形です。

ライオンズがCHANGEを掲げて闘ってきたように、各企業様が様々な社訓や理念を掲げて社会に貢献していらっしゃること。そして企業活動によって得た貴重なお金を使ってライオンズの未来のためにご支援してくださっていること。それらのことが少しでも多くの皆さまに伝わるように、全ての紹介文を暗記し、1試合1試合大切にご紹介させていただきました。

 

観客席にいらっしゃる方々の属性は、スポンサー企業様以外にも、選手の家族、知人友人、同僚の方、Xリーグファンの方、学生、他チームの選手やチアリーダーなど様々です。その一人ひとりに対して、またライオンズの試合を見にきたい、ライオンズファミリーとして会場で応援したい、と思っていただけるような応援を届けられるように。ライオンズファミリーの「皆さま」の解像度が上がり、一人ひとりの背景をイメージしながらフィールドに立つことができるようになったことも、5年間の大きな成長の一つです。

 

これら2つの経験は、らいおんちゃんとしての自分をより広い世界へと連れ出してくれました。

他チームのOG、先輩、同期、後輩や、他のスポーツでチアリーダーをしている仲間との出会い。師と仰ぎ尊敬する方々との出会い。ライオンズという組織を超えたところにいる、ライオンズを支えてくれている方々との出会い。

時に支えとなり、時に刺激となったこれらの出会いは、私の5年間を語る上で欠かせないものです。

どれだけの支えがあって今の自分がフィールドに立つことができているのか、視野が広がったことで差し伸べられた手にもより気づくことができるようになりました。そして、らいおんちゃんとしてその方々の前に立つのに恥ずかしくない自分でいようと、努力を続けることができました。

 



 

これらの機会はどれも、変化の激しいこの5シーズンにいたからこそ経験できたものでした。コロナ禍を経てかつての応援方法からの変更を余儀なくされた2021シーズンを経験したからこそ、らいおんちゃんの伝統を守りながらもどんどん新たなことにチャレンジさせていただくことができました。このような機会を与えてくれたチームには感謝の思いでいっぱいです。

 

同じ時期を経験した他チームの戦友たちも多く引退したため、コロナ禍を一部経験した者として、未来のチアリーダーに向けて一つだけ願うことがあります。

それは、

Xリーグのチアリーダーは、個人の自己実現よりも前にチームへの貢献の為に活動する人たちの集まりでありたい

ということです。

Xリーグチアリーダーは、これまで綴ってきたように数え切れない方々のこれまでの尽力と、今も変わらぬ支えによってフィールドに立つことができています。

チアをする動機は人によって様々だと思います。数あるチアの世界の中でXリーグを選んだ理由もきっと人それぞれにあることでしょう。

Xリーグは、チアリーダー個人ではなかなか到達できない景色を沢山見せて、沢山の経験をさせてくれます。その恩恵を受ける分、チアリーダーとして何ができるのか。チームの勝利に、チームの魅力拡大に、ファン獲得に如何に寄与できるのか。次世代に何を引き継いでいけるのか。

 

自分自身がそのようなことを達成できたかというと、できなかったことの方が多く挙げられますが、これらを考えながら過ごした5年間は確実に自分の財産ですし、結果的にチアリーダーとしての自己実現にもつながりました。チームの夢が自分の夢となり、ライオンズをモチベーションに活動してきた5年間は同期がいなくても決して孤独ではなく、沢山の出会いとかけがえのない経験に満ちていました。

 

そして、そんな5年間を過ごすことができたのは同じようにチームへの貢献を第一に考えて走ってきたXリーグチアリーダーが周りに沢山いたからでした。自分をここまで成長させてくれたXリーグチアリーダーという組織は、離れるのが惜しいくらい誇らしく愛しい組織です。

こんな素晴らしい組織がこれからもずっと続いていって欲しいと心から思います。

 

私自身まだまだ挑戦したい気持ちもありましたが、ライオンズが新たなステージに進むこのタイミングで、後進に道を譲ることにいたしました。

この願いは今年も現役を続けるXリーグチアリーダーの皆さまに託すこととします。

私がらいおんちゃん生活で目指していたのは、

AIRIのようにパフォーマンス、アピアランス、運営、人間性の全てにおいて秀でたらいおんちゃんの「顔」になること

HISAEのように他人には真似できない圧倒的な知識とチーム愛とアメフト愛で、個として際立ち、唯一無二のパフォーマンスを届けること

MAYUMIのように応援への情熱を一心に持ち続け、その熱量で人の心を動かすこと

そのどれもでした。振り返ると、この3名のメンバーの後輩として一番長く活動できたのは、いちチアリーダーとして大きな財産だと誇りに思います。

3人ともいなくなってしまった2025シーズンは、らいおんちゃんとしてお客様の前に立てるだけの応援の質を保っていけるのか、最後まで不安な気持ちが大きかったです。引退してからも様々な形で支えてくれた3名は、やはり私の自慢の先輩であり、らいおんちゃんが誇るチアリーダーだと、胸を張って言うことができます。本当に感謝の思いでいっぱいです。

そんな欲張りな私は結局その3名のようなチアリーダーになれたのか、結果はフィールドでご覧になっていた皆さまの判断に委ねたいと思いますが、目標を高く持ち続け、様々なことに挑戦したからこそ、私の世界は大きく広がりましたし、2度とない経験を沢山させていただいたことは確実です。

ご縁で出会ったチームにこれだけの愛が生まれ、これだけの機会を頂いて、ここに書き切れぬだけの沢山の思い出を抱えて引退していけることを、本当にありがたく思います。

本当は、お世話になった方一人ひとりへの感謝を綴りたいのですが、とてもここには書き切れません。これまで支えてくださった皆さまには、これから直接お礼を伝えさせてください。

直接お会いして感謝を伝えられない皆さまも多くいらっしゃいますが、らいおんちゃんで学んだチアスピリットを胸に、これからの人生を歩んでいきたいと思います。そうすればきっといつか、皆さまとどこかでお会いできると信じています。その日まで、名残惜しいですが、さようならを告げさせてください。

これからも一人のチアリーダーとして、頑張る人を応援できる人間でありたいと思います。

長くなってしまいましたが、ライオンズファミリーの皆さまとオール三菱ライオンズが歩む未来が輝かしいものであることを願って、筆をおきたいと思います。

5年間、本当にありがとうございました。

RISAKO

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★Xleague公式HP★
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★らいおんちゃん公式Instagram★
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(HPでは公開されていない情報も盛りだくさん⭐︎)
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